首都圏模試センターの偏差値は46~50です。
同校には3つのコースがあります。
このうち、《スーパーサイエンスコース》は中3からなので、受験生が意識するのは、《本科コース》と《グローバル留学コース》です。
試験科目の組み合わせは、以下の通りです。
英検2級以上取得者は、英語の試験を免除されます(満点扱い)。
思考力総合(適性検査)の試験内容は、「国語の記述問題」「算数・理科・社会の総合問題」で、両方合わせて100点満点、60分で実施されます。
2020年の試験日程(予定)は、以下の通りです。
2/1午前 | 「2,3,4科目」(本科、グローバル留学) |
---|---|
2/1午後 | 「思考力総合」(本科) |
2/2午前 | 「2,3,4科目」(本科、グローバル留学) |
2/3午前 | 「2,3,4科目」(本科) |
首都圏の女子中学としては、試験の回数は少ないです。
2019年入試の倍率と合格最低点は以下のようになりました。
【本科コース】
試験科目 | 実質倍率 |
合格 最低点 |
|
---|---|---|---|
2/1午前 | 2科目 | 2.2倍 | 105 |
3科目 | 1.2倍 | 160 | |
4科目 | 1.0倍 | 160 | |
2/1午後 | 思考力総合 | 1.2倍 | 100 |
2/2午前 | 2科目 | 2.0倍 | 112 |
4科目 | 1.8倍 | 167 | |
2/3午前 | 2科目 | 2.4倍 | 104 |
4科目 | 1.6倍 | 156 |
【グローバル留学コース】
試験科目 | 実質倍率 |
合格 最低点 |
|
---|---|---|---|
2/1午前 | 2科目 | 1.3倍 | 105 |
4科目 | 1.8倍 | 157 | |
2/2午前 | 2科目 | 3.0倍 | 173 |
4科目 | 1.5倍 | 167 |
配点は以下の通りです。
人気校ですが、倍率にかなり幅があります。
特に、2科目受験は高倍率になりやすいです。
教科 |
時間 配点 |
出題傾向 |
---|---|---|
算数 |
50分 100点 |
大問は6題出ます。
大問1で計算問題と各単元からの小問です。
応用問題では、規則性、図形の移動、比、面積・体積などからの出題が目立ちます。
原則として、すべての問題で、解答欄に途中式を書かなければなりません。 手際よく解答する練習が必要です。
難易度は、基礎的な問題が中心です。基本レベルの問題で、確実に得点できる力を身に付けたいです。 |
国語 |
50分 100点 |
大問が3題出ます。 漢字・語句などの知識問題が1題と、物語文読解1題、説明文読解1題の、合計3題です。
解答形式は、記号選択、本文からの抜き出し、記述と幅広いです。
読解問題の最後に、100字程度の長い記述問題が出されます。対応できるように、作文の練習が必要です。 |
理科 |
50分 100点 |
大問が5つ出題されます。
各分野からバランスよく出題されます。苦手な単元を作りたくないです。 特に、実験・観察形式の問題が多いです。
記号選択が多いものの、記述問題や計算問題も出題されます。 計算問題では、途中式を書かされる設問もあります。
難易度は基本的なものが中心です。ただし、基本知識を用いて考える問題もあります。 |
社会 |
大問が5から6題出されます。
地理、歴史、公民からバランスよく出題されます。苦手を作りたくありません。 時事問題もよく出題されます。
解答形式は、記号選択・用語記述中心ですが、記述問題も出題されます。
難易度は基本~標準的です。 |
少子化の進展で倍率を落とす学校が多い中、同校は高い人気を保っています。
特に、2科目受験の倍率は高いです。
2019年の入試では、本科コースの2科目受験は、3回とも2倍以上の倍率でした。
もっとも、高倍率といっても、出たとこ勝負をしなければならない入試問題ではありません。
国・算・理・社の4教科は、まんべんなく出題されるものの、基本~標準レベルの出題が中心です。
そして、合格最低点を見る限り、6割程度得点できれば合格できます。
昭和女子大附属昭和中の合格を狙うなら、まずは、正解できるはずの問題、正解できて当たり前の問題を、確実に得点できるようになりましょう。
やることを絞り込んで、繰り返し演習するうちに、自ずと合格ラインが見えてきます。
ところで、
正解できるはずの問題、正解できて当たり前の問題が、どんな問題かは、おわかりでしょうか?
不安をお感じでしたら、気軽にアップスクールにお問い合わせください。