スマホを長時間使う人は、成績が悪くなりやすいです。
それは、単にわたしの印象ではなくて、大規模な統計調査で証明されています。
宮城県の県庁所在地仙台市で、公立中学校に通う2万2390人を対象に、大規模な調査がおこなわれました。
その結果、1日当たりのスマホ使用時間が長くなるほど、成績が悪くなる傾向がみられたそうです。
しかし、意外だったのはその原因です。
スマホを長時間使う人は、勉強時間や睡眠時間が短くなって、成績が悪くなるのではないか、と想像していました。
しかし、勉強時間や睡眠時間の同じ人同士を比べても、スマホを長く使う人の方が、成績は悪いそうです。
それどころか、スマホを長時間使うけれど勉強もやっている人の成績は、スマホをあまり使わず勉強をやっていない人より悪かったそうです。
特に、LINEのような短文メッセージを交換するアプリに夢中の人の方が、成績は悪かったとのことです。
スマホを長時間使う人、特にLINEに夢中の人は、スマホ中毒になっているように見えることが多いです。
他のことをやっていても、メッセージが届いていないか、返信されていないかを常に気にしている感じです。
家で教材を前にしている時も、実は気持ちの半分はスマホに吸い寄せられて、勉強にまったく集中できてないのではないですか?
それどころか、学校の授業中も、同じような状態かもしれません。
もしそうだとしたら、スマホの登場によって、自分の時間を管理できる人とできない人との格差が、拡大し始めているかもしれません。
スマホのことがいつも気になってしまい、その気持ちにズルズルと流されている人は、やばいです!