夏休みの宿題に、たいてい読書感想文が出されています。
文章を作るのが苦手な人ほど、早く着手してください!
不安な人は、すぐにでも相談してください!
ところで、読んだ本の概略とそれに対する感想だけでは、原稿用紙が埋まらないことが多いです。
書くことが思い浮かばない人には、本の内容に近い体験を思い起こすようにアドバイスしています。
これって、受験生に作文を指導するときと同じアドバイスです。
入試に作文や小論文が出された場合、悩んでいる時間はありません。いったん書いた文章を消して書き直すなど論外です。
そんな入試の作文・小論文を乗り越えるには、課題の条件に合った所定の文字数の文章を、手際よく書きあげる“技術”が必要です。
才能とか向き不向きはありますが、文章を作る“技術”を知って、2~3回練習すれば、たいていは見違えます。
そして、小・中学生にとって、もっとも取り組みやすいのが体験談を書くことです。
課題に体験談を交えなさいという指示が無くても、テーマを理解したら直ちに使えそうな体験を探すようにアドバイスしています。
体験談は文をひねり出しやすいし、文章の長さも調節しやすいです。
もちろん、読んだ本にピッタリの体験が思い浮かばない人もいます。
そういう人向けのテクニックもありますが、書き出すと長くなるので・・・
読書感想文を夏休みの宿題とした学校の先生方のねらいからは外れるかもしれませんが、長文を描く貴重な機会なので、活用させてもらっています。