ケアレスミスも実力のうち

学校の試験の見直しをしていて、どこで覚えたのか「ケアレスミスでまちがえた」という言葉を連発する生徒がいます。

 

本来ならできるはずなのに、うっかりまちがえたことを、ケアレスミスと言っているようです。

 

そういう場合もあります。

緊張して、あるいはあわててしまい、問題文を読みまちがえたとか。

 

でも、生徒自身がケアレスミスと判断していても、その90%以上は実力不足だったりします。

というのは、日々いっしょに勉強しているからわかることですが、同じようなまちがいを、ちょいちょいやっていることが多いです。

 

反復するとしたら、ケアレスミスとは言えません。実力不足です。それを認めることが第一歩。

 

というのは、ケアレスミスと思い込んでいるうちは、「本来ならできるはず」なので、対策らしい対策をしません。そのせいで、いつまでたってもなくなりません。

 

でも、実力不足だと認めて、「どうしてだろう」と自問自答すれば、それが解決への第一歩になります。

 

そういうミスをなくすことは、意外と大変です。

でも、意識して取り組めば、必ず克服できます。