もし中学受験に取り組むなら、進学塾に通わせたいです。
というより、塾に通わないで中学受験を成功させるのは、難しいです。
【理由1】入試問題と小学校の授業とはかけ離れている
中学受験の入試問題は、小学校の学習範囲から出題されます。
難関校でも、中学や高校の単元が出題されるわけではありません。
しかし、小学校の教科書やテストとは比較にならないくらくい、考える力を試されます。
ただ覚えているだけではだめで、知識を使いこなせる力が試されます。
考える力、知識を使いこなす力は、小学校の授業や教材では身につきません。
だからと言って、ご家庭で訓練するのも、簡単ではありません。
考え方とか知識の使い方は、問題を数多く解けば自然に身につくとは限らないからです。
【理由2】受験勉強のスケジュールを立てるには経験が必要
中学受験の受験勉強は、小学校の授業からはかけ離れています。
教材の選定や学習計画などを、独自で作らなければなりません。
教材の選定だけなら、情報収集して定評のあるものを選べば、形はつきます。
しかし、学習計画を立てるのには、経験が必要です。
公開模擬試験の出題範囲が目安になります。
しかし、公開模試の出題傾向や難易度が、志望校と一致することはまずありません。
今にをやるべきか、何を優先すべきかの判断は、経験が無いと難しいです。
【理由3】志望校の受験情報
志望校の受験情報は、学校のウェブサイトなどで公表されています。
しかし、情報量は限られています。
アップスクールのような小規模な塾でも、学校が開催する塾向けの説明会や、各校の入試担当の先生方を通して、最新の情報が提供されています。
また、経験の蓄積があるので、得た情報に向けての有効な対策を講じられます。
中学受験のための塾選びでは、サピックス、日能研、四谷大塚、早稲田アカデミーなどの大手進学塾を思い浮かべる方が多いでしょう。
中学受験で、保護者の多くが悩まれるのが、子どものやる気でしょう。
保護者の方は、ご自身の人生経験を踏まえて、中学受験を選ばれています。中学受験という事業に取り組む覚悟が決まっています。
しかし、受験する子ども自身には、人生経験がありません。必要性を説明されても、なかなか実感がわきません。
そうなると、大手進学塾に入って、同学年の子どもたちの中に身を置くのが、一番手っ取り早いです。
また、塾のスケジュールに沿って生活することで、勉強を習慣化できます。
ただし、同学年の受験生たちは、良くも悪くも強い刺激です。
子どもによっては、劇薬となって、かえって自信を損なったり、消耗してしまいます。
お子さんの学力や性格など、総合的にご判断下さい。
アップスクールでは、時間的にも精神的にも、余裕をもって受験に取り組んでいただけるよう、工夫しています。
生徒を甘やかすわけではありません。
むしろ、合否を決める基礎の学習は、しっかり身につくまで反復させます。
塾にいるその時その場所で、できるまで解いて、覚えてもらいます。
しかし、受験勉強の中身は、合格に必要なことに絞り込んでいます。
だからこそ、時間の余裕や精神的な落ち着きが生まれます。
お稽古事やスポーツ活動との両立も可能です。